UECSノード開発用ミドルウェア(UARDECS Ver0.5)

Writen by Ken-ichiro Yasuba

since 2013. 4. 17.

Updated by Hideto Kurosaki

2015. 7. 1.

はじめに

 UARDECS(ユアルデックス)は,ユビキタス環境制御システム (UECS)のノードを簡単に作成するために開発したミドルウェアである.UARDはターゲットとするマイコンボードを以下の機種とShieldの組み合わせとしています.
(新機種※1)
・Arduino UNO+Ethernet Shield 2
・Arduino MEGA2560+Ethernet Shield 2
(旧機種)
・Arduino Ethernet R3
・Arduino UNO+Ethernet Shield R3
・Arduino MEGA2560+Ethernet Shield R3

(1)UECSの通信実用規約"1.00-E10" に対応(※2)した通信文の送受信マネージャーと (2)マイコンボードに搭載したhttpサーバーを利用したノードへの設定値の書き込み機能を提供するものです. 本ミドルウェアの開発目的は,必要最低限の機能を搭載したノードの開発を容易とし,施設園芸の環境制御システムの構築を今まで以上に簡単にすることを目的としています.

以下,説明ページのリンクになります.

Arduinoに関する知識がある方はページ3のサンプルコードをコンパイルして
テストしていただけると大体のイメージがつかめると思います.

ページ1 (ArduinoIDEとUARDECSの利用環境)
ページ2 (コードの作成方法とユーザーが定義すべき項目)
ページ3(サンプルコード)
ページ4(サンプルコードの説明) 
ページ5(UECSの通信文の登録方法)
ページ6(ブラウザで提供される画面の構築方法)

付録(パケット送受信支援ツール)

注意:
本ミドルウェアを利用したことで生じるいかなる損害にも応じることはできませんので,自己責任のもとでご利用ください.

更新履歴

2015.7 Ver0.5

W5500を搭載した新Arduino機種に対応
生成されるトップページのフッタが抜けていたのを修正
UDP通信のバグを再修正
サンプルプログラム追加、マニュアルを更新しました

2015.4 Ver0.4

サンプルプログラム、マニュアルを更新しました
U_HtmlLine=0でフリーズしないように修正
ノード名のメモリリークを修正
Fontタグによるメモリリークを修正
U_InitPin_Sense追加(注:旧バージョンで作成された方はページ2参照)
ArduinoIDEVer1.0.xのUDP通信のバグを修正
内蔵wdtを使用しないように変更

2014.7 Ver0.3

2013.9 Ver0.2

2013.4 Ver0.1


※1 Arduino Leonardo Ethernetでも理論上は動作しますが、フラッシュメモリサイズが少ないため正式対応は保留させて頂きます
※2 フラッシュメモリサイズの制約により、一部対応していない機能(CCMスキャンへの応答)があります