パケット送受信支援ツールはWindows PC上で動作し、UECSで多用されるUDP通信の状態をモニターすることができます。
また、任意の文字列をUDP送信することができるため、開発中のノードの動作試験等に利用できます。
図−A 実行画面
●動作環境 Windows2000,WindowsXP,Windows7,Windows8.1で動作確認済みです。 WindowsXP以降では初回起動時にネットワークの使用に関する警告が 出ることがありますが通信を許可して下さい。 本ツールと同様のUDP受信機能を持つソフトウェアとは競合するため 同時に起動できないことがあります。 ●UDP受信 UECSで多用されるUDP通信の状態をモニターすることができます。 機能は単純で16520,16521,16529ポートから何か受信次第表示します。 ブロードキャストされるパケットはサブネットが一致していなくても受信可能です。 そのため、PCに接続されたノードが動作していれば何らかの文字列が表示されます。 (http通信はサブネットを一致させないとアクセスできないのでご注意下さい) なお、ブロードキャストパケットと、PCのIPアドレスに対して送られる以外のパケットは 受信できません。 注意:本ツールで扱えるパケットの受信速度は秒間200パケットまでです。 ●UDP送信 送信文の欄に書かれた文字列をUDP送信します。 IPアドレスを指定しての送信、あるいはブロードキャストすることができます。 自動送信ボタンを押すと1秒間隔で自動送信されます。 もし、PCに複数のLANポートがある場合、ブロードキャストは一番優先度の高い 1つのLANポートにのみ行われます。 このような条件でパケットがUECSノードに到達しない場合、IP指定送信を行って下さい。 ●スキャンコマンド送信 3種類のコマンドを送信できます。 ・ノードスキャン LAN内に接続されたUECSノードに応答を求めます ・CCMスキャン(通信子スキャン) ノードの持つ、発信可能なCCMのリストを要求します。 パケットサイズに収まらない場合、複数のページに分割されることがありますので ページ番号を指定して要求を出します。 ・CCM提供者サーチ 特定のCCMを持つノードを探索します。 探索CCM欄に探したいCCMのtypeを入力してください。 注意:UARDECSはスキャンコマンドには対応していません ●ログのファイル出力 この項目をチェックするとこのツールの実行ファイルのあるフォルダに"receive.txt" というファイルが生成されて受信した文字列が逐次書き出されます。 ●注意事項 このツールを利用したことによって生じたいかなる結果についても責任を負うことはありませんので自己責任の上で使用して下さい。
説明書に記載のサンプルプログラムを書き込んだノードをPCに接続してブラウザからアクセスし"Status&Setting"に入ると以下の画面が得られます
図−B サンプルノードにアクセスしたところ(CCM送信前)
ここで、パケット送受信支援ツールを起動し、送信文はそのままで自動送信ボタンを押します。
正常にノードがパケットを解釈すれば以下のように表示が変わります。
図−C サンプルノードにアクセスしたところ(CCM送信後)
InAirTempのValidがOに変化し、PCのIPアドレスが送信元として表示されます。
これでパケットが正常に受信されていることが分かります。