ハンダ付けの基礎知識

必ず知っておきたい知識です。
ハンダ付けの失敗がないように組み立ててください。

ハンダ付けの正しい方法

1.基板のランドにハンダを数秒間当てて温める。
2.ハンダごての先にハンダを当て、1~2cm溶かして流す。
3.ハンダが富士山型になったらハンダごてはあてたまま、ハンダを離す。
4.ハンダごてを離す。
※良い例のように行うことが大切です。
良い例 悪い例

見た目は下図(左)のようになれば良いです。
反対に下図(右)のようになってはいけません。
良い例 悪い例

下図はハンダ、ランド、基盤、リード線の関係を模式的に示したものです。
ハンダによって、ランド、基盤、リード線がすべて連結しているものが正しくハンダ付けされています。
良い例

よくあるハンダ付け失敗例が次の4つです。
この失敗をしてしまったら、修正方法で正しくハンダ付けをし直しましょう。
いも
原因:ランドが十分に加熱されていない
修正方法:ランドも温まるように加熱する(※)

テンプラ
原因:リード線が加熱されていない
修正方法:リード線も温まるように再加熱する(※)

ツノ
原因:ハンダの温度が低い
ハンダごてを離す速度が遅い
修正方法:ハンダごての設定温度を確認して再加熱する(※)

ブリッジ
原因:ハンダの量が多い
修正方法:あいだの不要なハンダを取り除く
(※)場合によってはハンダを足す 悪い例